カーポートとは、屋根と柱があるだけで周りが壁に囲まれていない簡易な車庫のことで、戸建住宅や公共施設で日常的に見ることができます。
このカーポートの屋根に太陽光発電パネルを設置する事例が、近年増えてきています。
カーポートに太陽光発電を設置するメリット

太陽光発電の設置容量を手軽に増やせる
カーポート一体型の太陽光発電は、住宅設置型に比べて手軽に設置できるので、コストを掛けずに容量を増やせます。住宅用と合わせて申請することもできます。
産業用太陽光発電(10kW以上)を適用したい場合や、自宅の屋根に太陽光発電が設置できない場合、屋根の美観を壊したくない場合に最適です。
土地を有効利用できる
病院や学校、工場など、もともと駐車場が必要な施設に設置すれば、車を雨や日差しから守りつつ太陽光発電を行えます。
カーポートに電気自動車の充電システムがついたものもあります。
住宅設置型に比べてメンテナンスが簡単
屋根に設置する太陽光発電システムに比べて設置場所が地面に近いので、万が一のメンテナンスや清掃が容易です。
また、お客さまでも確認が可能なので、故障や施工ミス、設計と違う点についても気付きやすいメリットがあります。
屋外に非常用電源を確保できる
万が一の災害時、家屋は破損しても構造が単純なカーポートは無事だった、ということは十分ありえます。
倒壊の危険があり家に入れないときでも、カーポートに太陽光発電システムがあれば非常用電源として使えます。
カーポート設置のデメリットは?
影の影響を受けやすい
カーポートは屋根よりも低い位置にあり、多くの住宅では隣の家との境に設置されるので、影がかかる可能性が高いと言えます。
特にシリコン系のパネルでは、影のかかった面積だけでなく回路全体の出力が大きく低下するという特徴があるため、影の影響が心配されるときは非シリコン系のCIS型パネルなどを選択することも検討してください。
小さいカーポートではコストメリットが低い
軽自動車一台分のような、カーポートとしても最小の部類に入るものだと、費用対効果が低くなります。
太陽光発電システムは面積に比例して発電量が増えるので、なるべく大きな面積に設置するのがおすすめです。
発電量を増やす!オーダーメイドも可能
とくとくショップでは、海外生産により低価格を実現する当社提携のATHENA EL社オーダーメイドのカーポートも承ります。
既製品における「設置場所にサイズが合わない」「無駄なスペースができてもったいない」という問題をなくし、発電量を最大限確保できる設置をご提案します。
もちろん、パネルメーカーはお客さまのご自由に選択できますので、ご自宅に設置済みのパネルに合わせたり、影に強いメーカーにするなど、お好みでお選びいただけます。


